13. 組立・塗装などのコツ

組みたてのコツ

接合部の調整(木組みの場合)

  • なるべくゴムハンマーで※玄翁、トンカチの時は当て木して、部材を傷つけないようにする

  • 相欠きがうまく入らない時は、無理に入れずにホゾをやする

  • どうしても入らない場合は固形石鹸、ろうそくをほぞに塗り、打ち込む

当て木の例

仕上げ方法のコツ

面取り(やする・トリマー):

ピン角 =ささくれや角でケガをする可能性があるので面取りは積極的に。

トリマーで大きくRを取ると完成度も上がります。

トリマーでの面取りの例

研磨(やすりやサンダーなど利用)

塗装するならば#120のやすりをかけて塗装。そのまま使う場合は#400ぐらいでやすると良い質感になります。

塗装(水性・油性/屋外用・屋内用 など)

木目が見えない着色:アクリルペンキ(水性)

木の質感を消して塗料の色味を引き出したい時におすすめです。顔料(塗料の原料)が付着し木目も見えなくなる分、ある程度は水もはじいてくれます。室内で使う家具などの塗装におすすめです。

・木目を活かす着色:オイルステイン(水性)

木材に染み込んで塗膜を張らない木材用の着色剤です 。塗膜を張らないため汚れや傷がつきやすい反面、メンテナンスも行いやすいのが特徴。木目がはっきりと浮かび上がるので、安価な木材を使用しても高級感のある仕上がりになります。

・透明で光沢を出す塗料:アクリルニス(水性)

水性ニス(アクリルニス)は耐久性を問わない作品の艶出しや汚れ防止に向いています。床やダイニングテーブル、実用的な家具などには不向きです。また、野外で使う作品にも向いていません。

・木目を活かし、耐久性もある着色:ウレタンニス(水性)

ウレタンと呼ばれる樹脂を使用しており、乾くと固い膜ができるため、家具のような耐久性の求められる実用的な木工作品に使用できます。

・自然派塗料(オスモ・ミルクペイントなど)

お子様やペットがいる家庭でも安心してDIYが楽しめる、原料にこだわった自然塗料もあります。

補修(パテ埋め)

欠けや割れ、どうしても残る傷はパテで埋めることで補修します。パテを欠け部分に充填後、乾燥させて最後に研磨することで、違和感のない補修が出来ます。

最終更新